豊田フィルハーモニー管弦楽団:第30回記念定期演奏会

今年も豊田フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会を聴きに行った。
FBの友人が第1バイオリンを演奏している。

豊田へは電車で。名古屋駅に出るのとほとんど変わらない時間で行ける。が、家の近くから名古屋駅のビル群は亡霊のように見えるが、豊田の駅は何も見えない。心理的距離は名古屋駅のほうが近い。

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↑豊田駅前。アーケードがあるので、会場まで濡れずに行ける。が、この日は土砂降りで、アーケードがあってもしぶきを浴びた。

会場へ行く前に、駅前のビルのレストランで昼食。
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味付けが濃くなくて、おいしい。三河なので、もちろん赤だし。汁椀は木製の漆塗りだったかもしれない。あとでてのひらが少しだけ痒くなった。気のせいかもしれないが。
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日本のスイーツは、あまり甘くないな、と今さらながら思う。アメリカやイギリスに留学した人の話では、お菓子が強烈に甘い、ということだったが、たしかにそのとおりだ。あまりの甘さに食べながら頭から汗が出る。甘いもの好きではないわたしは、このところ毎日、イギリスの強烈な甘みと格闘している。チョコレートは毎日ひと粒、またはひとかけらしか食べない。目から火が出そうになる。そのうち、ドラゴンが空へかけのぼって行くのを幻視できそうだ。

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↑会場。今日はグランドハープが2台もある。
ここのパイプオルガンを、今回初めて聴いた。

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1曲め、『グリーンスリーブス』 あとで夫が、素晴らしかった、と言った。
偶然にも、わたしは今、ケルティックハープで『グリーンスリーブス』を練習している。
わたしが弾くのと同じ曲とは思えなかった、と、さらに夫が言った。
それはそうだ。同じ曲ではない。わたしの練習しているのは、もっと単純な構成だ。
それにしても、不必要なシンクロニシティだな。

2曲め 最初のファゴットの独奏からしてすでに、日本的な調べだ。途中、日本の子守歌がはいっていて、うかつにも、この時初めて、『日本組曲』であることを知った。

3曲め
組曲「惑星」 有名なのは、『木星』で、これしか聴いたことがなかった。
今回は、全楽章。
1:火星
2:金星
3:水星
4:木星
5:土星
6:天王星
7:海王星
ホルストは、当時はやった占星術の教えを受けていて、この曲も、それぞれの惑星の占星学的意味からイメージを展開していった、ということである。
わたしは、『金星』と『海王星』が、身体がとろけそうなほど心地よかった。
『海王星』は、女声合唱が奥の部屋から聞こえてくるのだが、船人を惑わす妖精の声にも聴こえて、なるほどひどく幻想的だ。

パイプオルガンは、組曲『惑星』になったとき、演奏するあの高い場所に明かりがついた。最初、演奏者の姿はなかったが、気がつくと、亡霊のようにそこにいた。真っ黒な衣装で、長い黒髪を後ろに束ねた姿、しかも後ろ姿でほとんど動きがない。たぶん、これがパイプオルガンの音なのだろうな、と思えるのは、演奏者が少し動くからで、その姿は天空を支配する女神のようにも思えた。

帰りは、行きにもまして土砂降りで、アーケードの下に水たまりができるほど。
透明なアーケードを打つ雨が幻想的で、曲のなごりを楽しんだ。





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プロフィール

風のミランダ

興味の対象は演劇、映画、文学です。趣味は彫刻、写仏、乗馬など。何十年も生きてきて、話題盛りだくさん、といきたいところですが、あんがい狭い?