126鞍め:もみじ; ふ、踏まれた

11月23日 126鞍め
もみじ B先生

落馬して2週間たった。忙しくて最初から2週間後の予約にしておいたので、これくらい間をおくのがちょうどよかったかもしれない。家をでるとき、馬に乗るのがちょっと怖いような気もしたけれど、馬場に着いたらもうそんな不安は感じなくなっていた。

ところで、きょうの題名、「ふ、踏まれた」だけれど、じっさいはドドッときたのだから、
そのドドッのリズムにあわせて、「ファ! フ、踏まれた! ソ、ラ、シ、ド」が適切だろう。レ、ミ抜きの殺意だ。(うん? うっかり井上ひさしファンにしかわからないギャグを書いてしまったが、このままにしておく)
もう何度も足を踏まれている。なにせ、最初のレッスンの日の最後、馬房にレッツをいれるときに「踏まれる」という洗礼をうけたのだ。厩で洗礼だよ。

レッツはまちがいなく、しっかり足を踏んでくれたものだけれど、もみじは、踏むのがへただった。靴に引っかかる、ゴム長靴のところだけ踏んでかんじんの本体、わたしの足は踏んでいなかったりした。

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もみ「ふ、今度はうまくやったのさ」 ぺろっ。

そうだねえ、もみさん。
この日はお手入れの最初に、裏掘りのため左足を持ちあげたとき、いきおいよく抵抗されたのだった。そして、ドドドッと3度ばかり踏まれてしまった。いちばんの原因はこの季節に、まだハエがいる。そのせいでもみじがイライラしてハエを追う。むろん、わたしの足のおいたところが、よくなかった。けれど、力のないわたしは、踏まれないことよりも、もみじの抵抗する足を持ちあげることのほうに意識がいってしまうのだ。

いままでは、踏まれるのは、騎乗後だった。家へ帰ってすぐに冷やして、1週間後にはまた騎乗した。

今回、踏まれた直後、B先生に骨折していないか心配された。「大丈夫ですか」と、いわれると、すっと痛みが引いていく。ふしぎな現象がおこるのである。
で、ふつうに騎乗し、家へ帰り、犬の散歩を50分ほどして、1時間ほどたった頃、階段をおりていくときに「あ、痛い」と、思い、見るとアザができている。わあ、たいへん、靴下のうえに保冷剤をおき、レッグウォーマーで固定してスリッパを履き、台所で夕食のしたくをしていた。すると、どんどん痛みがひどくなり、夕食がおわるころには、足をちょっとでも床について歩く、ということができなくなっていた。

まいった。家にはかつて2本の杖があった。1本は義母の妹にあげ、もう1本は、父にあげた。杖のかわりに夫がさしだしたのは、雑巾をはさむ柄の長いモップだった。モップの柄にしがみついて歩こうと試みた。けれど、このモップ、雑巾をはさむ部分を床につくと滑って安定しない。かえって危険だ。
なので、右足でケンケン、えっと、どういうのかな、右足だけで跳びながら移動するの。ケンケンすると、その震動で左足が痛い。もうしまいには、這っていた。

まだ歩けない子供は這うけれど、膝、痛くないのかしら。わたしは痛かったよ。子供の膝はどうなってんだろう。

いままで踏まれたときの痛みとちがう。これは骨折の痛みか、と不安になった。翌日から名演の例会が3日間ある。観劇と、運営担当と、できるかしら。彫塑、最後の教室と、道具や作品の搬出もある。12月は1日から、母の眼の手術がある。父の内科付き添いも。夫の通院の送迎も。1泊で展覧会にも行く。できるかしら。美術館では、車椅子かしら。

翌日、整形外科に行った。ひと晩たって、床に足がつけるようにはなっていた。レントゲンを撮ったところ骨折ではないということでひと安心。湿布をし、固定用の包帯を巻いて3日ほどようすをみることになった。
2日ほどたってからよく足を見ると、甲から土踏まずにかけて広い範囲に内出血のあとがあり、それは足首に近いところにまでおよんでいた。一時的に歩けなくなった原因は、足首に近いところの損傷のせいかもしれない。

さて、きょうで6日たった。さっき階段を、手すりを持ちながらだけれど、駆けあがっていくわたしに気がついた。わたしはせっかちなので、家の階段は疲れているとき以外は、駆けあがるのが癖だ。まだ微妙に痛いけれど、きょうの夕方からは犬の散歩にも行けるかもしれない。いや、そろそろ行かないと、夫の機嫌がわるい。


ということで、さかのぼって、126鞍めのレッスン。
はじめは、前回落馬したとなりのいちばんちいさな馬場で。
腿を前方へではなく、まっすぐ下へおろすよういわれた。さがった踵から重心を抜くので、鐙の足が安定するとのこと。

先生「速歩の合図は、ふくらはぎで押す。ハエを気にして止まるときは、蹴る」
腿を下へまっすぐにおろすよう意識すると、ふくらはぎで押すだけで速歩がでる。
しだいに軽速歩のリズムがつかめてきて、先生に「軽速歩の見本のよう」と、おだてられて調子にのる。

軽速歩で巻乗りをするために、となりのやや広い馬場に移動。
先生「内方脚を軸にまわります」

そうでした、そうでした。軸にするためには、内方脚が安定していなくてはならない。それでしっかり腿を下へおろす、という最初の注意が効いてくるわけで。この日は、軸にする、という感覚がよくつかめた。

先生「拳を開くときは、拳を上へ向けるのではなく、平行に横へ引きます」
拳を上へ向けるのもありだけれど、より繊細な指示をするためには、ふだんは横へ引く方法をとったほうがいいとのこと。

先生「肘を引いて。馬が頭をさげたときは、薬指に力をいれます」
なるほど、なるほど。

苦手の左手前では、内方への荷重を意識しすぎるあまり、左脇が縮んでいて、不自然とのこと。この日は左手前で外方へ振られることはまったくなかったが、ちょうどいい加減というのがむずかしい。

駈歩。
苦手の左手前。腿をまっすぐ下へおろすよう意識したせいで、左お尻で鞍を押しているのがよくわかった。ひさしぶりに坐骨でしっかり鞍に乗っている感覚をあじわう。
右手前。1周したところで、速歩に落として、といわれたけれど、もったいなくて、「止まるまで続けていいですか」と尋ねると、「いいですよ」と、返ってきた。わあい。で、どんどん豪快駈歩になるのを用心して、脚をつかいながら、あるいは脚をつかっているつもりになりながら、止まってしまうまで続けた。

いちばん長く続いたのが「1周と4分の3」といわれた。うーん、2周行かないのか。
でも、去年だったか、N先生に、「駈歩、1歩でましたね」といわれていたのを思えば、進歩ではないか。きゃっ、きゃっ。

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ありがとう、もみさん。もみさんの駈歩はほんとうに素敵だ。

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左がO先生、右がB先生。見ているB先生も気合がはいる。

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こんな横からはいってきて、

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正対し、

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飛び越える。馬はたぶん、O先生の手足の一部のようなバイオレット。先生、ヘルメット無し!

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もみさんに人参をあげながら観ていた。

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「くれーっ」と、はなちゃん。

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写真では、うっかりするともみさんと、はなちゃんとをまちがえる。このはなちゃんは、アングロアラブ種だから、もみさんより大きい。すくなくとも顔は。

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そのとなりで、「ちょっとー、わたしにも人参よ」と、威張っておねだりする、ぶーちゃん。

コメント

neco

こんばんは☆
すごい、どんどん上達していますね。
もう一人でも乗れるのでは!?

初落馬もお怪我なくてよかったですね。
もみさんに踏まれた足が心配ですが、お大事に。

そういえば、M先生とKさん(朝来ている方なのでご存じないかもしれませんが)が結婚されるそうです!
馬を通して出会って結婚なんて、素敵ですねぇ(^^)

風のミランダ

Re: タイトルなし
necoさん、コメントありがとうございます。v-254

やっと巻乗りなどのレッスンをはじめたので、まだまだひとりでは乗れないのです。このところ忙しくてたまにしか乗れなくて、せっかく覚えたことを忘れてしまうし・・・。

M先生、わかりません。Kさんは、「可」ではじまるお名前の先生ですよね。そうですか。よかったですね。K先生の失恋ショック(?)を見ているので、よかった、よかった、と思います。ひとはちゃんと出会うひとに出会えるようになっているのですね。ひとも、猫も、犬も。v-346

neco

あ、違います(^^;
M先生は昔モンスター担当で、今はインストラクターではなく事務に異動した方です。
mirandaさんも何度かレッスン受けていると思いますよ。
Kくんは、先生でなく、バイオレット大好きな通われている男性です。

風のミランダ

Re: タイトルなし
necoさん、こんばんは。

あ、ありがとうございます。まちがえて、お祝いをいってしまうところでした。
M先生ですね、女性の。Kさんは、まったく心当たりがないので、知らないかたですね。
・・・となると、K先生は、やはりまだ独り身ですか。うーん。わたしには関係ないことだけれど・・・。
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プロフィール

風のミランダ

興味の対象は演劇、映画、文学です。趣味は彫刻、写仏、乗馬など。何十年も生きてきて、話題盛りだくさん、といきたいところですが、あんがい狭い?