実家でクリスマス:ソウル・フード

実家でクリスマスをしました。

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といっても、去年とほぼおなじ料理です。文章までおなじになりそうだ。
去年は鶏まるごと1羽でしたが、解凍と温めに時間がかかったので、今年は腿です。去年はミネストローネを作ったけれど、父がカリウム制限をしているから、それはやめて、かわりにふろふき大根と人参のグラッセ。ブロッコリーなど。

カリウム制限のポイントは、野菜を煮て、煮汁をすてる。(煮こぼす) 生野菜はNG。(ちょっとだけなら大丈夫とは思うけど)

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サンタ、両親のあいだにはいって、待機です。

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しんぼう強く、待機。

思えば、去年はここにマリ(パピヨン)がいたのです。サンタは家で留守番でした。マリはクリスマスから4か月後に空へ帰りました。

年年歳歳菜相似たり 
歳歳年年犬同じからず

2007年に同居の義母が亡くなり、その年のクリスマスは、実家でやりました。結婚して何十年もたって、はじめて実家でのクリスマス。といっても、鶏料理と手作りケーキを食べるだけですが。

そのときは両親と弟とマリがいました。(ポアロはたぶんお留守番)
父が高齢なので、父には最後のクリスマスかもしれないと思ったのです。ところが、その4か月後に、弟が感染症で亡くなりました。

映画『おくりびと』の公開はその年の9月です。公開当時はとても観る気になれず、翌年に観ました。
焼き場で、余貴美子がこんなふうにいうのです。「クリスマスなんて一緒にしたことがなかったのにね、そのときにかぎってなぜか、亡くなるその前に一緒にクリスマスをしたの」

こてこてに飾ったケーキを見た弟が「わあ」と声をあげたのを思いだし、大泣きしました。
ケーキ台がちょっとぱさついていて、それは無添加だからかもしれないんですが、賞味期限ぎりぎりだったので、もっとおいしいケーキならよかった、と後悔しました。後悔・・・ほかにもいろんなことを後悔しました。
弟はイカの刺し身が好きでした。でも最後となったお正月は、それをださなかったのです。その後、イカの刺し身が食べられない、というのが何年もつづき・・・。

後悔、むろんそれは、食べもののことばかりではないんですが。

そのお正月はふしぎでした。叔父夫婦と叔母がふたりきていたのは、それほどめずらしくはない。けれど従兄弟まできていて、みんな泊まっていったのです。そのとき、すこし不吉な予感がしたのをおぼえています。こんなに人がそろうのは、ただごとではないと。

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ケーキも、去年とおなじです。やはり生クリームがすくなくて。いちごは去年のほうが粒がそろっていました。実家にあったキウイをいれようかと思ったのですが、甘くない、と母にいわれてつかいませんでした。

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サンタのお髭と右目のまぶたに白いものが。
泡立て器についた生クリームを舐めなめしたのよね。

実家でみんなと食事をするときは、これが最後の晩餐かもしれないと、いつもこころのどこかで思っています。

ところで、アメリカでは、クリスマスにチキンて、信じられないくらいまずしい食事だそうで。
クリスマスはターキーですよ、というんですが、日本ではなかなか手にはいりませんよね。

クリスマスはチキン。それは家族そろってクリスマスをたのしんだ、おさない頃からの思い出がつまったソウル・フードなんですから。



クリスマスの話をちょっとだけ、のつもりがながくなってしまいました。合気道の話はまた次回。

コメント

かやのたも

いろいろありましたが、やはり人が集まる家はすばらしいと思いますよ!

クリスマスに何らかのお肉があれば最高です。
七面鳥は食べたことないけど、、、


風のミランダ

Re: タイトルなし
かやのたもさん、こんにちは。

かやのたもさんのところにも、お仲間がたくさん集まりますね。

わたしも七面鳥は食べたことがないです。父は寒くなってきたら、かえって元気です。寒い所の育ちだからでしょうかね。v-411

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プロフィール

風のミランダ

興味の対象は演劇、映画、文学です。趣味は彫刻、写仏、乗馬など。何十年も生きてきて、話題盛りだくさん、といきたいところですが、あんがい狭い?