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ドイツ:7 ノイシュバンシュタイン城 命日の2日前

06 /25 2018
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ノイシュバンシュタイン城が遠くに見えるレストランで昼食。
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ノイシュバンシュタイン城にはいるには予約がいる。わたしたちは15時50分入場の予約。もっと早い時間でとりたかったけれど、この時間になってしまったとのこと。入場の1時間前にはチケットセンターでチケットを買わなければならない。
そしてバスに乗る。もしバスに乗れなかったら、上りの坂を40分歩くんだって!
fullsizeoutput_d1f_convert_20180624154143.jpeg雨が降りはじめた。
DSC00227_convert_20180624154309.jpg おっと。ボロの始末。
DSC00228_convert_20180624154507.jpg かわいい。💕
DSC00230_convert_20180624154631.jpg くつろいだ右の馬も、滝のようなおしっこ。わあい、はじめて撮れた、お馬さんの大量おしっこ。
DSC00231_convert_20180624154849.jpg ふう。
が、この後、並んでバスを待つときに大量の雨。雷が真上を通って行く。屋根なんか、ない! 傘をさしていても、びしょ濡れ。小さな子供を連れた家族連れがいて、乳母車に乗った子供はビニールのカバーで覆われていたが、隣に立っていた子供はかなり濡れていた。泣いていたのは、どっちの子だったか、記憶がない。

30分くらいどしゃ降りだったと思う。やっとバスが来て、乗って、降りた頃に日が照りつけた。

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マリエン橋から撮影。↑
DSC00235_convert_20180624155418.jpg 右手の茶色の城がホーエンシュヴァンガウ。ルートヴィヒ2世が子供の頃すごした。(撮影場所はこの下↓の写真の付近)
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左からわたくし、Tさん、Mちゃん。わたしとMちゃんは、まだカッパを着ている。着たまま乾かしている。
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城に近づいてきた。
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城の入場口付近からマリエン橋が見える。↑
「怖いから、わたしは行かない。みなさんどうぞ、撮ってきて」
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と、添乗員さんに言われて、橋の右端でこっちの城を撮ったのだ。さっきは風が強く、雨もまだ少し降っていたような・・・。今も橋に人がたくさんいる。みんな、こっちの城を撮っているはず。橋の左端にいる人ほど、怖いもの知らず。
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城の入場口。写真の左の中ほどに電光掲示板があり、入場時刻が表示される。その下にゲートがあり、
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予約時間が来たら、このチケットをかざして入場する。

中は撮影禁止。
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(パンフレットより)寝室。

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DSC00252_convert_20180624202238.jpg 城のバルコニーからの風景。帰りの時間が迫っていたので、(バルコニーに出なくても)さっきと同じ風景だからもういいです、って言ったんだけど、せっかくだから(バルコニーに出て)撮ってらっしゃい、と添乗員さんに言われた。やっぱり同じ風景だけど、ルートヴィヒ2世の視点で。

ところで、この城に来たかったのは、ヴィスコンティの映画『ルートヴィヒ』を観たからだ。封切られた当初は相当カットされていたらしいが、わたしが観たのは、その後の完全復刻版だ。(4時間近い映画で、とちゅう休憩がはいった)
バイエルンの若き国王ルートヴィヒ2世をヘルムート・バーガー、いとこ(またいとこ?)のエリザベートをロミー・シュナイダーが演じていた。
ルートヴィヒは即位した当初は希望に燃えていて、良き国王であろうと努力したのだが、当時のヨーロッパは領土争いが熾烈で、やがて希望を砕かれたルートヴィヒは城の建設と遊興に熱中する。映画では、エリザベートとの間に特別な思いがあった。真偽のほどは不明。彼は男色家でもあった。
自堕落な生活のせいで、美男だったルートヴィヒは太り、口の中は虫歯だらけで真っ黒。やがて、城の建設に金がかかりすぎるのを恐れた家臣たちに廃位させられベルク城に送られた。翌日、湖に散歩に出たルートヴィヒの水死体が岸辺で発見される。享年40歳。

映画では、エンドロールでルートヴィヒの雨に打たれる死顔がアップで写しだされていた。この死顔にわたしは打ちのめされたのだった。

ヴィスコンティ監督だから、素晴らしく豪華な絵だ。ルートヴィヒの孤独の痛みと哀れさがひしひしと胸に迫る。ロミー・シュナイダーが、毅然としていて素敵だった。以前にこのブログにも書いたが、ふたりが馬で散歩に出るシーンがあり、乗馬に憧れるきっかけのひとつとなった。

ところで、ルートヴィヒの命日は、6月13日で、わたしたちがノイシュバンシュタイン城を訪れた日は、その2日前の11日だった。命日が近い、なんて全然知らなかった。ルートヴィヒの歓迎の雷雨だったのかしら。
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帰りは馬車に乗りたかったけれど、乗れなかったので歩いた。馬車のお客さんから手を振られた。わたしたちも手を振った。そのときは見覚えがなかったけれど、同じツアーの人たちのようだった。他に日本人はいなかったと思う。
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ともかく、一所懸命お仕事しているお馬さんたちが、健気でかわいいのよ。

ノイシュバンシュタイン城は1869年から建設が始まった。明治のはじめ頃だ。
したがって、想像していたよりもずっと新しく、なんだか中途半端な古さ、という印象だった。城の中のソファなどは白い布がかけられていて、少しがっかり。
もし、機会があったら、ヴィスコンティの『ルートヴィヒ』を観てください! 映画のほうが雰囲気がよくあじわえるかも。

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うわあ、また雲がかかってきた。さよなら、ノイシュバンシュタイン城。さよなら、ルートヴィヒ2世。

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皇妃エリザベート(愛称シシィ)。(チョコレートの箱の写真↑)
銀色の星型の髪飾りのレプリカを土産物売り場で見かけた。(シシィの髪飾り)
旅行から帰って数日後にBSテレビ「悪女伝説」で、ちょうどエリザベートのことをやっていた。
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ルートヴィヒ2世。(パンフレットより)
(つづく)

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風のミランダ

興味の対象は演劇、映画、文学です。趣味は彫刻、写仏、乗馬など。何十年も生きてきて、話題盛りだくさん、といきたいところですが、あんがい狭い?