悲観、楽観に傾かず、水平飛行でまいります。上空、笑い、いささか寒うございます。お乗りのかたは、マフラー、手袋をお忘れなく。
2月16日 150鞍め
ビーズニーズ B先生

今日のビーちゃんは、わがままだった。
ときどき感じるのだけれど、馬は先生が女性だと、なめるような気がする。
むろん、なめられる乗り手のわたしに問題がある。が、男性の先生のときと、女性の先生のときと、あきらかに態度の違う馬がいるのだ。

しかし、女性の先生だからといって、馬を女性的に扱うわけではない。その態度は凛としていて、男性より厳しいくらいの場合もある。
女性の先生は、男性の先生より小柄だ。だから馬がなめる、という人もいる。いやいや、それは違う気がする。

なぜなら、うちの犬サンタ♂は、とんでもなく喜ぶとき、わたしに対してだけ、つい〇〇してしまうのだ。この頃では、わたしより夫のほうにイチャイチャしているが、夫に対しては、どれだけ嬉しいときでも、〇〇することはまったくない。

つまり、サンタ♂は、人間にはわからないフェロモンをわたしに嗅ぎ取っているとしか思えないのである。動物には、フェロモンで性別を見分ける能力があると思われるのだ。
で、体力勝負の馬のような動物のオスは、それが本能なのか、女性をなめてかかるけしからんやつが多い。
女性に怒られても、へへいのへーと笑っている。どうせ女だと、見くびっている。そんなふうに頭があたたかいのも、幸せなことかもしれないけれど。

で、きょうの乗馬のことだ。
きょうのB先生は女性である。
最近つづけてビーちゃんに乗ったから気がついたが、ビーちゃんの態度が先週までとあきらかに違った。
先週までは、ずっと男性のK先生だったので、フラットワーク(調馬策なし)の巻き乗りでは、ビーちゃんはとても素直に反応してくれた。駈歩も、最初はうまくでなかったが、そのうちつづくようになった。

しかし!
きょうのビーちゃんは、フラットワークになったとたんに、わがままになった。
ビーちゃんは右手前が苦手だ。わたしが右手前でラチ沿いに走らせようとしたら、くるりと向きを変えて左手前に走りだした。
B先生「ビーちゃんが、右手前が嫌だっていってますよ」

馬を馬の好き勝手にさせないのが、鉄則。馬の好きなようにさせたら、乗り手失格だ。
左手前に走りだしたビーちゃんの向きを変えて、右手前で走らせようとした。すると、またも勝手に向きを変えて左手前に走りだす。あわてて外方手綱を引いた、そのとき、わたしの口からとんでもないことばが飛びだした。
「このやろ!」

うわっ、なんか、すごいことばを口走ってしまったわ。
すると、B先生、「ウワッハッハ、『このやろ』、いいですねえ、気にいりました!」

B先生には気にいられたけど、気にいらないのはわたしなの。
わたしは生まれてこのかた、「このやろ!」なんてことを誰かに対して思ったこともないし、まして口走ったこともなかった。母はことばの躾のきびしい人だったから。

そういえば、ずっと前に、やはり乗馬で、なかなか歩きださない馬に脚を強くいれながら思わず「行け!」って、ことばが飛びだして、自分でもびっくりしたことがあった。
くどいようだけど、それまで「行け」なんて命令を誰かに下したことはなかった。

「このやろ」も「行け」も、
わたしの中の男性が、不意に躍りでてきた感じで、いちばん面食らったのは、わたし自身だったわ。
この頃、妙に男っぽくなって、威張るようになったサンタの口癖がうつってしまったのかしらね。

嫌だわ。わたし、ふだんはけっこう女らしいのよ。どこが、といわれても困るけれど。

でも、ときどき、乗馬をしているわたしを、わたしが呆れたように思うの。「火星が牡羊座にあるからなあ。しかも、MCに」・・・て、西洋占星術に詳しくないとわからないわね。

話がそれた。
ビーちゃん、S字乗りで手前変えの練習をした後のこと。
左手前、正反動の巻き乗りで、先生によれば、右手前になるのを嫌って、つまりS字乗りで右手前に変えられるのを避けようとして、半分円を描いたところから、急激に円を縮めて左手前に戻ろうとする。だから、巻き乗りの円がいびつで妙に小さくなってしまう。

何度かやって、ようやくまともな巻き乗りの円が描けるようになったけれど。

駈歩も、ですね、なかなかでない。どうやってもだめ。で、B先生と騎乗を交代して、駈歩をすることになった。はじめは、なんとB先生でも、駈歩がでにくかったけれど、途中で先生、内方脚のものすごいキックをしてから、グワン、とビーちゃんのエンジンがかかり、それからは勇ましい駈歩がつづいた。

そこで、わたしと騎乗を交代。
ウンウン、さっきよりずいぶん調子がいい。それでもなかなか駈歩がでないとき、先生にいわれたように、外方脚をやや上の方で使ってみた。すると、そんなに強い脚でなくても、軽快に走りだした。
タイミングが大切なんだね。

このあいだよりやや広い馬場で、ビーちゃん得意の左手前で、駈歩が2周くらいつづいて嬉しかった。

きょうのなるほど:鐙の足、親指の方に重心をかける。腿とふくらはぎが常に馬体に接触するように。

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ちょっと暗いせいか、きょうの写真はピンボケが多い。
右が最高齢のビーちゃん。左が最年少のふじくん。
ビーちゃん、写真では、歳の差がわからないくらいカッコイイね。

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ひたいの白い星も素敵。(ごますりすり)いろいろけなしてごめん。
きょうも、ありがとう。

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もみさん、元気? と寄っていって、お鼻をなでた。もみさんが、嬉しそうに唇を見せた。頭のいいもみさんは、わたしのことを覚えている、と思った。

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あ、あっちに不機嫌の耳伏せの達人が2頭いる。芦毛のモンスターと、鹿毛のレッツ。

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レッツは、もみさんと違って、わたしのことを覚えていない。でも、人参をあげるときだけ思いだすみたい。この恍惚とした目は、人参をもらうときのレッツ特有のもの。うう、かわいい。

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人参をくれるのか、くれないのか、疑心暗鬼のときのレッツ。

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人参ちょうだい、といわせて撮影。
いつまでたっても、わたしはレッツにとって、人参のお姉さん。(?)




















[2017/02/17 23:40] | 乗馬
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