悲観、楽観に傾かず、水平飛行でまいります。上空、笑い、いささか寒うございます。お乗りのかたは、マフラー、手袋をお忘れなく。
ここ数か月の忙しさときたら・・・。ブログの更新がなかなかできない。
書くネタはたくさんあるが、疲れてしまって書く元気がない。
ない、ない、といってないで、書きたいものだ。

きのうのことでいえば、来訪した夫の友人Uさんが、わたしのと同じMacBookを持参された。色も同じゴールドで、同じく去年発売のものだった。よほど並べて撮ろうかと思ったが、画面に表示されているものが公になるとまずいかもしれないと思い、やめた。

MacBookの外見は同じだけれど、中身が違う。UさんのCPUはいちばん高いものをいれてあるとかで、処理が速いんだそうだ。
Uさんは、このMacBookで、研究成果を解説、専門外のこともふくめて、延々と4時間以上話をされた。感想を求められたりして、長い講義を受けた気分だ。まあでも、おもしろかったけれど。

Uさんが初めて来訪されたのは、まだ彼が30代の頃だった。ひとことでいえば、「おたく」
その次会ったのは、7年前、そのときは他の人たちと一緒だったので、お話はしなかった。
そして、きのう。

やや長めの白髪で、すっかり大学の先生らしくなっていた。
中身は「おたく」なんだけれど、上品な印象で、ううん、人間変われば変わる、環境に馴染む生き物なんだなあと感動した。

「おたく」は専門のことしか興味がない、というイメージだけど、Uさんの興味は広範だ。居間の本棚を見たUさんは、専門外の本が夫とかなり被っていると興奮されていた。
(わたしの本とは全く被っていなかった。わたしの部屋にある本とは、さらに被らないだろうな)

どんな本が被っていたかといえば、ジャレド・ダイアモンド、日本史、信長関連の本、他にもあったけど、もう本棚を探すのがめんどうくさい。

ところで去年、貴公子Macの続きを書くといいつつ、書かないで1年以上過ぎてしまった。
Uさんがみえたことで、発見があった。なんと、貴公子Macにもうひとつ穴があったのだ。左の穴は充電などのためのもの。きのう発見したのは、右。その穴を使ってスピーカーに繋いでいたのだ。わあ、びっくりした。

繋いだコードはうちのものなので、つまり、もういつでも、You Tubeの音楽をいい音で聴けるのだ。ひどい音だからねえ、貴公子Macは。あ、ごめんね、Mac。

それから、Uさんに、ちょこちょこと、基本的なところを少し設定しなおしていただいた。
メールの文章がスワイプで大きくならないのが不便だったけれど、大きくする方法を教えていただいた。
command,shift,+で、大きくなり、
command,−で、小さくなる。

いや、もうほんと、基本的なことで、お恥ずかしい。
でも、これでメールが読みやすくなって感激、感激。

フェイスブックだって、スワイプで大きくすると、右隅の文字や広告がぴこぴこと中央にしゃしゃり出て、肝心の読みたい文章がうしろに隠れてしまって困っていた。けれど、もうこれで大きい文字で読める。アメーバーブログもそうだね。ほっ。

それにしても、MacBookのゴールドを買う変わり者がいるもんだなあ、と感心した。
あ、そういえば、Uさんは、夫と同じ誕生日なんだ。歳はUさんのほうがずいぶん下だけれど。

Uさんは実家は名古屋で、夫の生まれたところと至近距離にある。不思議な縁だ。ま、縁とはたいてい不思議なものだけれど。
Uさんは今は中国地方のある都市に住んでいる。68歳で定年になったら、名古屋に戻られるそうだ。そのときはたっぷりMacのこと、教えてもらえますね、といったのだけれど、8年後のことはわからないなあ。

Uさんが慌ただしく帰り仕度をされているときに、大学はいつから新学期なんですか、と軽い挨拶のつもりで尋ねたら、
Uさん、鞄から手帳を取りだして、スケジュールを確認し、9月21日(?)からですね、といわれた。その前に仕事が山ほどあるけれど、って。

いやあ、わざわざ手帳を確認するとは思わなかった。文系人間と理系人間の違いですかね?

わたしの周りの男子は理系が多いので、ときどきびっくりするような習性に出会うことがある。
また夫の例で恐縮だけれど、
夫は最近、飲み物をパイレックスのガラス製の計量カップで飲んでいる。(目盛のはいったカップで、注ぎ口がある)
あんなんで飲んでおいしいのか!  


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今夜のさんちゃん。
バックの絵は昔、わたしが描いたもの。絵は描くのが、嫌になってやめた。下手な絵だ。ちなみに、モチーフは、アイビーという蔦。ううん、撮ったのが夜のせいか、写真だとさらに下手に見える。色だけは、もっときれいなんだけど。

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きょうのカインダブルー。

ひさ、久しぶりに最高が30度を下回る気温だった。雨だったから。
これで蒸し蒸ししなければ、いいんだけど、きょうもやっぱり冷房をしている。
待ち遠しい、秋。








[2017/08/15 22:50] | 生活
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理系
かやのたも
メモリの付いたカップで飲み物を!
わかるなあ!
理系の人は、特にその分野を職業にしてきた人はそんな感じですね。
分量に厳しい洋菓子を作らせたらかなりのものができると思います。

釣り人に理系の人は少ない感じがします。
というかほとんど会ったことがないです。
まあバカ話ばかりで、基本的に真面目で几帳面な方は浮いてしまうかも、、、

Re: 理系
風のミランダ
かやのたもさん、こんばんは。コメントありがとうございます。v-254

わたしは文系ですが、料理の計量はレシピ通りきっちりやります。レシピに慣れたら、ものによってはいい加減になるときもありますが。
理系がきっちりしていることは確かですが、きちがいじみたところもあって、それが面白いですよ。

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7月29日、夕方の散歩でセミの抜け殻を見つけた。
家へ帰ると、玄関先のシマトネリコの木にアブラゼミがとまって鳴いていた。庭の木にセミがとまるのは、めずらしい。

8月7日、台風が直撃しそうなので、11鉢ある薔薇のうち4鉢を家の中にいれた。
あとは支柱に枝をくくりつけ、風の強くなさそうなところへ鉢を移動した。

ひとり暮らしの母から電話があり、携帯に避難しろとの知らせがはいったとのこと。避難しろといわれも、小学校まで行く足がない。すぐ近くのちいさな公民館は1階建てなので、それなら家の2階にいるほうが安全だ。

今のうちに、わたしの家へ避難に来たらどうかとすすめたが、ひとりでいるとのこと。
わたしも、風邪をひいたようで、寒気と吐き気と眠気で起きていられない。2時間ほど昼寝をした。ひとり暮らしになったら、こんなふうに体調の悪いときは、不安になるだろうな、と思いつつ寝た。

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8月8日、台風の進路がややそれたので、薔薇に被害はなかった。嵐のなかでも持ちこたえた花がすごい。これはレジスマルコン。

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ローズ・ドゥ・グランヴィル。さすがサンタの花。丈夫が取り柄。

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エデュアール・マネ。

家にいれた4鉢は、摘蕾しているので、今、花はない。

台風一過。ひさしぶりに午前中は風がすずしかった。
台風一家、と子供の頃は思っていた。台風一家は台風のような勢いで、家族揃ってどこへ行くのだろう、というようなことを思っていたような気がする。

じめじめして汗がひかない。







[2017/08/08 15:38] | 生活
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夏はきらいだ。夏好きの人に申し訳ないから、嫌い、とは書かない。きらい、と婉曲に書いておく。

だって、夏って、汗をかいて痒くなるでしょ。ならないですか?
蚊に刺されて、何日たっても痒いでしょ。ときどき腫れあがって、水ぶくれになるでしょ。

蚊取り線香をつければいいって? でも、臭いで鼻や目が痛くなるでしょ、頭痛もしてくるでしょ。

冷房はありがたいけど、暑いのと寒いのと、1日に何度も赤道と北極とを行き来しているみたいで、くたびれるし。

これでもし、おいしいトマトやキュウリ、桃やスイカがなかったら、なんのために生きているのかわからなくなってしまうわ。ふう。

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こんにちは。サンタです。
ミランダは不服が多いです。不服が多いので、おれにこんな青い服を着せるのか。どうせなら福がいいが。これ、着ると涼しい布でできていて、水で濡らすとさらに涼しいのです。

ええ、一句。
夏はトマト、ミニトマトならさらなり。口中で赤い玉を転がし、出しては遊び、また口中にて舐め回し、ゆっくりと噛む。じわりトマトの汁がひろがったと思ったときにはもうトマト消え。はかない夏の思い出となるなり、なのだ。

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こんにちは。レジスマルコンです。
丈夫で美人のレジスマルコン、と覚えてね。ひ弱で文句ばかりいう心も見かけも貧しいミランダとは大違いよ。

ふたたびミランダです。
早く夏が終わってほしいミランダです。もうなんでもいいから、秋よ来い。

来週の月曜は立秋。立秋て、いちばん暑いときなのよね。でも、易では、盛んなるときすでに衰えを内包している、わけだから、
立秋に秋のけはいを、なにがなんでも嗅ぎとってみたいものだわ。盛んに鳴くセミの声のかなしさ、とかね。無理か。この蒸し暑さ。蒸し蒸しを集めて涙で流そうセミの声。ああ、ぜんぜん冴えないわ。ブン。






[2017/07/31 21:50] |
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sheherazade
気をつかって頂いて、ありがとうございます。
僕は夏が大好きです^−^春も好きですが、それはそこまで夏の気配がやって来ているからです。
青い空に入道雲。それだけで幸せです。あと、冷たいビールも!
来週はもう立秋ですか……。
寂しいなあ……。
あ、夏がきらいな人のコメント欄に、ゴメンナサイm(  )mけっして、嫌みではありませんからね。気持ちのいい風と涼しい木陰の恵みが、ミランダさんにありますように!!




sheherazade
あ、ミントオイルをアルコールと水で薄めて、露出している肌、特に首筋と足にシューシューすると、けっこう蚊を避けられますよ。扇子をいつも持ち歩いて、暑いときはミントを吹きつけた場所を扇ぐとスースーして気持ちいいし……。アルコール過敏症で無ければいいんですが……。

Re: タイトルなし
風のミランダ
sheherazade さん、こんばんは。コメントありがとうございます。v-381

フェイスブックに、夏の雲が好き、と書かれてあったので、たぶんお好きなのは、夏の雲だけではないのだろうと思いました。やっぱり夏がお好きなんですね。
子供の頃、夏休みを過ごした山奥の涼しい夏は好きでしたが、お盆が終わって山から平野に下りると、もうもうと蒸し暑さが襲ってきて、それがトラウマになっています。
山に別荘が欲しいと思いますが、蛇が出る、熊が出る、と自分に言い聞かせて我慢しています。
夏が終わるのは寂しい・・・それは、夏のきらいなわたしも、同感です。盛んなるものが衰えるのは寂しいです。寂しさを楽しむ知恵が必要です。ナンチャッテ。

Re: タイトルなし
風のミランダ
sheherazade さんへ v-275

ミントの虫除けですね。作って使ったことがあります。ミント以外にもティツリーやレモングラスを入れて。かぶれやすいので、おそるおそる使いました。でも、蚊に刺されました。今年の夏は、イカリジンというディートよりは安全な(?)成分の入った虫除けを使っていますが、成分濃度によっては、かなりの刺激があります。(イカリジンは今年の春に日本で初認可)

それと、わたしはアルコール過敏症です。エタノールでパッチテストをすると、赤くなります。コップ1杯のビールで真っ赤になるので、テストするまでもないのですが。でも、コップ1杯なら、たまにビールを飲んではしゃぎます。

市販の虫除けが痛いのは、エタノールのせいもあるかもしれません。お酒がないときにエタノールを飲んで目が潰れる心配はなくていいのですが。
料理酒を飲んでしまうことは、稀にあります。
暑いときにビールを飲むと余計に暑いので、去年からジンジャーエールを作って飲んでいます。シュワシュワして涼しく、いい気分です。




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このカインダブルーは、薔薇とは思えないほど病気がでない。ほんとうに薔薇なのか。

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これもカインダブルー。前のと同じ株の別の花。暑いのによく咲いている。

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これはレジスマルコンの蕾。これも元気だ。

今、花はないけれどやはり元気なのが、ローズ・ドゥ・グランヴィル、エドュアール・マネ。1枚の葉も病気にならない。なるほど、無農薬でもOKといわれている薔薇ばかりだ。
が、最初の写真のカインダブルーが元気なのは望外のことだったよ、ソウタくん。

秋になるまでは蕾をとったほうがいい、という意見もあるので、1枚でも葉に病気がでたものは、蕾を摘んでいる。

えんえんと暑さが続いて、もう夏は終わりころかという気分なのに、やっと夏休みが始まったらしい。えっ、ほんとうに? 何度も夏のはじめにタイムリープして、えんえんと夏の盛りにいるんじゃないの? えっ?

このごろは寝不足だと頭の中で蝉が鳴く。いつからだろう。

暑さに強い人は年収が多い、とネットニュースにあった。
わたしは暑さに弱い。なるほど、暑さに強ければ、暑いのに関係なく身体も頭も動くんだろうな。ひいひいいわないから、ちゃんと稼げるんだろうな。わたしはダメだな。

せっかくかなり久しぶりに気温が高くないのに、じめじめした暑さにまいり、気分の落ちこみにまいっているミランダである。

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サンちゃんの猫パンチになぐさめてもらうことにする。
ああ、ほんとうに、まだ秋にならないのか。





[2017/07/23 16:50] |
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藤井聡太4段が話題になっているせいか、この頃しきりに思いだす光景がある。
囲碁部の合宿にむかうバスの中でのことだ。

しかしその前に、部室で用意する碁盤と碁石のことを書いておこう。
合宿に持参する碁盤は折りたたみ式だった。碁石を置くとカシャンとなさけない音をたてる。持ち運ぶから折りたたみ式なのではなく、部室にはそれしかなかった。碁石は黒白ともにプラスチック製だった。

石は菓子箱に似た木製の容器碁笥(ごけ)にはいっている。
そのままでは簡単に蓋が開いてなかみがこぼれてしまうので、容器の蓋をセロテープで十字に固定した。それを、ビニールで補強した大きな紙袋にぎっしり詰める。紙袋はデパートなどでもらうような持ち手のついたものだ。

折りたたんだ碁盤も同じように紙袋にいれた。碁盤、碁石ともにけっこうな重さになる。
さあ、準備ができた。
だれかが碁石のはいった紙袋を持った。それはわたしだったかもしれないが、よく覚えていない。バスのステップをあがるとき、つまずいて、紙袋から碁石の容器がとびだした。

そのとき、碁石の蓋が開いて中の石がこぼれてしまった記憶なのだが、ほんのすこし紙袋の中にこぼれただけなのか、もっとこぼれてバスの床に転がったのか、どれが事実だったのか覚えていない。

記憶では、碁石はバスの床に延々と転がり続けている。

記憶を戻そう。
碁石がこぼれたのは、紙袋がちょっと破れたせいだったのかもしれない。わたしでなければ、だれがバスのステップになどつまずくだろう。

碁石をこぼしてしまった人の顔がふたりほど浮かぶのだが、どうもそれも怪しいものだ。
事実は、どうだったのか。
記憶なんてあてにはならない。記憶とは、後から作りあげる行為そのものだといってもいい。
ま、そんな些細なことは、刑事事件でもないのだから、どうでもいいとして・・・。

名古屋市内で合宿するとき、よく利用したのが星が丘にある大乗寺だった。星が丘駅の北の坂をのぼっていった所にある。
今、星が丘は特に駅の南周辺がすっかり変わってしまった。このあいだ星が丘に行ったとき、某メガバンクのATMが何十台もぎっしり並んでいるのを見て恐れをなした。

ATMの1台1台は金を喰う機械だけれど、その1台1台を巨大な歯と見なせば、ぎっしり並んだ歯を見せて大口を開けている亡霊がいる。まるで「となりのトトロ」だ。トトロみたいな大口を開けていて、トトロほどの愛嬌もない。

ATMのスリット口とは別に、トトロみたいなその大きな口は見えないけれど、確実にある亡霊は、どんな数でも桁でも、パクリと喰ってしまう。喰ったり吐き出したり、それが亡霊の餌なのだから、数そのもの、つまり金そのものが亡霊なのだろう。

そんな怪物がいるのに、となりのカフェテラスでは、若い人たちが平気でお茶を飲んでいた。

星が丘駅のすぐ南の店は、当時は場末の店、という雰囲気だったが、今では照明のあかるい洒落た店に変わっている。あの頃は、ここで朝食のカップラーメンを買ったものだ。

ところで、藤井聡太くんが小学生の頃、将棋のことを考えながら歩いていて側溝にはまった、ということが、いかにも天才にありそうなこととして、新聞に得意げに紹介されていた。

いや、そりゃ、そんなこと、あるでしょうよ。べつに珍しくもなんともないよ。天才のエピソードとしては、特筆するほどのことでもないでしょう、と思ったのは、熱中してドジをする、というより、ぼんやりしてうわの空でドジをするわたしにはとても思いあたるからだ。

が、こんな凡人でも、熱中したときの神経症的な、妙な頭のはたらきを経験したことはある。

合宿中は3度の食事以外は、朝から夜遅くまで碁を打つ。
外へ行ったついでにすこし遊んだことはあったが、合宿所の中では1日中、黒、白、黒、白黒白黒、白、黒、と考えている。まったく、それ以外に何もしない。

それで夕食のために皆で寺をでて、星が丘駅付近の交差点で信号待ちをしていたとき、そこにばらばらと立っている男子が黒石、女子が白石に見えたものだ。ああ、この配置はひどい、石のはたらきが悪い、模様が美しくない。それで信号が青になって歩きはじめると、配置が変わって、あ、いい模様になってきた、と思ったり・・・。

大乗寺の本堂をよぎってその奥が、合宿していた部屋だった。夜、碁盤を片づけて布団を敷いて寝る。仰向けになると天井が碁盤だ。つまりその天井は、お寺のお堂特有の、縦、横、同じ間隔で木が組んである碁盤の目状なのだ。
そこで、つい、その天井の碁盤で、黒、白、黒白、黒、白、と石を置いてしまう。
きっと拷問にあったら精神がおかされやすいタチなんだろうと思う。

当時、20手先くらいまで読めたかどうか・・・。もう何十年も碁を打っていない。今はたぶん数手先を読むのがやっとだろう。
プロがどれほど先まで読むのか知らない。相当先まで読める世界は、わたしなどには想像もつかない。

碁とは別に思うのだけれど、たとえ何十手先まで未来を読んだところで、相手がどう出るのか、つまりどんな事態が待ち受けているのか、まったくわからないのがこの世のならいだ。

藤井聡太4段が、加藤一二三9段がしたように、相手の側に回って、相手からどう見えているか盤面を確認した、ということが話題になった。

たぶん、わたしが囲碁で学んだことも、それに近いことだったかもしれない。
自分の石が囲んでいるところが自分の領地だと思っていても、じつは自分の石は相手の石に囲まれている、ということだってある。そこは自分の、ではなく相手の領地だ。それに気がつくのは、意識を切り替えたときだ。思考を反転させたときだ。
固定観念は恐ろしい。視野が狭いと、局面を見誤る。いつも柔軟な思考ができるようにならなければ!

だから、先が読めることよりも、石頭をいかに柔らかくするか、柔軟に対処できるかが重要だと今でも思っている。
たぶん、固定観念やら執着やらは、吸う息のようにあたりまえに我が身にはりついてくるものだろうから。

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ゴロン。

IMG_2085_convert_20170717114230.jpg
ゴロン。

IMG_2086_convert_20170717114304.jpg
トウ。
反転世界が見えるぞ。




[2017/07/17 22:00] |
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Sheherazade
何でも碁盤に見えてしまうというの、よくわかる気がします。最近、そういう力が弱くなったなあ‥。囲碁はぜんぜんできないのですが、碁盤と石だけはもってます。何年か前に覚えたくて、独学したのですが、誰とも手合わせしないうちに、くじけてしまいました。ヘボ碁が打てるようになりたい(*´-`)あ、昨年からの約束(?)なかなか果たせずごめんなさい。何度か京都に行ってるのですが、なんかぜんぜん予定通りに物事が進みません。原稿も一向に進まないし‥。呆れてなければ、気長にお待ちくださると嬉しいです。

Re: タイトルなし
風のミランダ
Sheherazadeさん、こんばんは。コメントありがとうございます。v-254

なんでも道具からはいるので、立派な碁盤と碁石がある、とおっしゃってましたね。
わたしは足つきの碁盤で打ったことがあったのか、なかったのか、この記憶も定かではなくなってしまいました。分厚い碁盤に石を置くと、高そうな、いい音がするんですよねえ。それを経験したのかどうだったのかが、思い出せません。やれやれ、^ - ^;;です。将来は、老人ホームで、立派な碁盤を持っている人を見つけたら、相手をしてもらおうと思っています。

わたしのほう、ここ何か月もひどくストレスだった事態が、先週ようやく収束しました。なので、ちょうど良かったのです。気長にお待ちしておりますよ。なんなら、老人ホームに越したときに、碁盤を持って遊びにいらしてくださいませね。(^ ^)




sheherazade
碁の話、前にしていましたよね。いやー、言い訳ではないのですが、書き込んだ後に、この話以前したような気がするとは思ったんです。思いはしたのですが……。いや、ほんとに……ねえ^−^;;

Re: タイトルなし
風のミランダ
sheherazade さんへ

誰に何を話したかうろ覚えくらいが、これからの人生をたくましく生きていくコツだと思います。全て覚えていたら、新しいことが頭に入ってきません。ま、それくらい歳をとったと達観すれば、ひとまわり器が大きくなりまする。・・・歳上のわたしからのアドバイスでした。*^ - ^*



sheherazade
いやー、今に始まった話じゃなくて、若い頃からずっとそうなんです。いろんなことほんとにポンポン忘れます。本や映画も、半年もすると内容をすっかり忘れてしまうので、同じのを2、3回は繰り返し新鮮な気持ちで楽しんでます。妻は「いいねえ」と羨ましがってくれますが……。決して皮肉じゃないと思う。……うーん、この話もかつてしましたっけ?^−^;;

Re: タイトルなし
風のミランダ
sheherazade さんへ

ポンポン忘れるって、何か美味しそうな忘れかたですね。ポンハゼみたいで。ポンポンは、初耳です。(擬態語がいつもユニークでおもしろいです)
情報量が多いかたは、ある程度忘れることが肝心なんでしょうね。狂わないための自己防衛。

そういえば、以前ある短歌をとってもうまい、と言って褒めたら、「これ、ミランダさんが作ったのだけど」と言われたことがあります。
自分で作ったことをすっかり忘れていて、びっくりしました。^−^;;
sheherazadeさんも同じようなことが、ありそうですね。^−^

囲碁
かやのたも
95%以上の確立で私が勝てるゲームで遊んでいます。(時間がないときの時間つぶし?)
55%くらいの確立で勝てるゲームが良いのですが、そう都合の良いソフトには行き当たりません。
囲碁も将棋もやっていて、手を当てれば額が熱くなっているくらいが面白いです。

負けてカッとなる性格は勝負事に向いていないかもしれません。



Re: 囲碁
風のミランダ
かやのたもさん、こんにちは。コメントありがとうございます。v-254

額が熱くなるくらいのゲームですか。95%勝てるゲームでは、額は熱くならないかもしれないですね。

将棋は父に駒の動きだけは教えてもらいました。父に飛車角落ちでも勝てないので、飛車角金落ちでやってもらいましたが、やっぱり勝てませんでした。



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